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C'est le cri du coeur.
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右手に痣があるようだ。
この「痣」という字だけでさえも、私はいとも簡単に過去を思い出す。
追想と言うが正しいのだろう。しかし私の追想とはあの情景からの想起のことだ。

此処に他人がいる。
それは初めてではなかろうか。


それでは続き。

どうして「いかにせまし」なのか。それは何を表すことになるか。

困惑である。困惑。なぜ困惑。だって思ってもみなかったから。どうして思ってもみなかったの。そしたらまた違う問題に繋がってしまう。彼女のことを考えて御覧。「いかにせまし」によって彼女にはなんて思う。自身にはなんという思いが沸き上がる。
彼女にはなんて思ったのか。そもそも彼女を思っているのかといきつく。彼女の心配など入っていないのだ。自身がどうなってしまうのかであろう。だって足枷になる。だって今求める自身の「我」と彼女が求める「我」は異なってしまう。自分勝手な欲望を今は満たしたいのだ。それが許されなくなってしまう。考えなくちゃ、考えなくちゃ、自分のためにではなく違う者のために行わなければならなくなってしまう。常にそれを考えて。楽しいと思ったことを捨てなければならないかもしれない。唯一の繋がりが消されるかもしれないのだ。ここで位置を定めなければならぬかもしれないのだ。その場に我が縛られてしまう。特異な位置なる我が一つへと、平凡へと繋ぎとめられてしまう。ああ、なんたる窮屈か!

彼女にとっては、個人の繋がりが大きな繋がりへと変貌する事件だった。むしろ契機と言うべきか。個人だったら赤の他人のままなのだ。それが変貌するのだ。女性として、家族として、彼女は夢を見ずにはいられない。愛を見つけたのだから。父を亡くした。その父の存在が、夫としての存在も兼ねて傍にいてくれるのだ。暮らしも安泰。心も安泰。よろしいことばかりだ。

そして大きな存在となるのが、「今」と「物語」である。
ひとつひとつ考えていくことが必要か。「物語」の考察はもう充分なものであろう。次は「今」である。

どうして書き直したか。まずひとつめのところはもう大丈夫なはずである。では次は、と。ああだめだ。書き直しと考えてはならぬのね。どうしてそう書いていったか。全体的に見て行かなくちゃならぬわね。

あの部分は卑しさを自分が思ったではなく、彼女が思っているのだろうと述べる。これは我々を“俺は”誘う役割を担うとともに、「今」のフィルターが入っているのだ。いや、そうなのか。「今」のフィルター入っているのが誘う役割なのではないか。じゃあなぜそのように誘ったのかが大事になってくる。それは離れた状況を致し方なくするためではないか。愛ではなく金の執着からの解放。あれこれ昨日も言ったきがする。命令形への書き換えによって強制力が増す。自身は「行かざるを得なかった」という"読者へのいいわけ"か。
離れることは仕方なかった、自分の意志ではなく、周囲がそうさせたと言うかのようである。また、少し出すばかりで大まかに消しているのは、全面的に卑しさを出してしまうことになるからではないか。これが「今」によるものであれば、「今」によるフィルターである。心が離れて、ああしたのは結局こういう意図だったのだろうとか思っているのではないか。少し仄めかすけど、大々的なところは消す。それはこういう意図だったのではないか?と思いつつも、否そんなことはなかろうという願望か。金ばかりで結ばれた仲なのではなく、愛でもしかと結ばれていた仲なのだと見せつけるためか。

彼は揺れている。彼女も揺れている。どちらかを捨てることはできない。どちらも言い表せば愛と金。求めずにはいられない。かといってでは片方をなおざりにするわけではない。ただ彼にはこのような結末になったことを正当化しなければならないための、伏線が秘められているのだ。いや、彼は迷っているように見せかけて、従わなければならないということを正当化している。意思に反して、だと。外にむきかけな自身を、直接に書くのではなく致し方ないや彼女に資金提供として利用されていることを示唆して、離れることは致し方ないという結論に持っていくためなのではないか。
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